Comme une fleur

d0003995_1515449.jpgリーフパイならぬ「お花パイ」が出来上がった。
今年のパイのシーズン、大量に生地が余るという事態に陥り、コンベルサシオンだの、タルト・オランデーズだの普段あまり作らないフィユタージュ系のお菓子を作ったりもしたのだけれどそれでも冷蔵庫の奥に三つ折り4回までしたフィユタージュ生地が残っている。
なんとかしなければと思いつつも日が過ぎ、ついに小麦粉の部分に黒い斑点が浮き上がってくる。パイ生地が臨終の時を迎えよとしている。う〜、このままゴミ箱行きとなればこの生地は成仏しないだろう。
そこで、とある本に載っていたsecを作ってみることに。
しかしながら私の意図したものとは全く別物が出来上がってしまった。
だが、食べると、なんと! 美味しい!
しかもそんじょそこらのパルミエやサクリスタン、リーフパイなどのフィユタージュ生地を味わう secとは比較にならないくらいに美味しい。
キャラメリゼされた砂糖、程よく焦げたバターの香り、かりっとした歯触り。
私は自分の菓子をオリジナルだと思うことはほとんどないのだか、これはひょっとしたらそういってもいいのではないかと思った。
同じ理由で自分のお菓子に名前をほとんどつけないのだけれど、これには名前を付けたいと思っている。まだないのだけれど。
写真の出来が悪いのがとても残念。
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# by friand | 2005-04-02 15:14 | 本日の制作

法隆寺


幼稚園児の頃、法隆寺は私の庭だった。
ピアノの手ほどきをしてくれた先生が法隆寺の塔頭に住んでいて毎週兄と一緒に通っていた。この先生とは小学校1年生までのお付き合いだったのだけれど、音大を出たピアノの上手なお姉さんとレース鳩に夢中の大学生のお兄さん、という姉弟で何だかワクワクするようなレッスンだったことを覚えている。
そして当時祖父が法隆寺の宗務所にいた。彼は元々役人で事務が得意であったらしい。退職後、当時の管長に請われて事務長(というのだろうか)として寺で事務方のつまり世俗の仕事をしていた。
私たちはピアノのレッスンが終わると宗務所に行く。若い見習いの僧が出てきて祖父に会いにきたと言うと、奥に通してくれる。そして待っている間にとてもおいしいお茶と法隆寺の御紋の形のはくせんこうのお菓子が出される。私たちはちょっとしたお客様気分でかしこまって緊張しながらそれを味わう。
今にして思えば夢のような贅沢な時間であった。宗務所の畳の部屋の薄暗いひんやりした感触、濃いめに入った子供には少し苦い上等の緑茶。あのお菓子は本当に美味しかったのだろうか?

今日、本当に久しぶりに法隆寺に行った。
初めて拝観券を買って入った。1000円という値段に驚き、新しくできたオレンジ色に輝く宝物殿に驚く。法隆寺は永遠に変わらないものだと信じきっていた私は少しショックを受ける。
すごく当たり前のことなのだけれど法隆寺はとても遠くに行ってしまっていた。
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# by friand | 2005-03-29 19:50 | 雑記

展覧会の絵

チケットをいただいてピアノリサイタルを聴きに行った。
スカルラッティのソナタ、シューマンの「幻想小品集op.12」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」というメニューで、胃もたれするかと少し心配だったのだけれど、かなりの弾き手で退屈しなかった。
アンコールの曲はリストの超絶技巧(のどれかじゃないかと同行の友人)とショパンのエチュード10の4。
30代前半の女性のピアニストで、かなりのテクニック。ピアニストに限らず仕事をする女性にとって一番いい年齢のような気がする。
適度な経験と自信、若さと傲慢さ、体力などなど。
「展覧会の絵」は何ヶ月か前に上原彩子さんのを同じホールの同じピアノで聴いたのだが、そのときは「え、ここのピアノ、こんなに力まかせにたたかないとダメだたっけ?」と思った。そのときよりははるかに安心して聴けた。

私の住むところはやたら音楽家の多い街で、石を投げたらピアノ先生に当たると言われている。ピアノを弾く人もピンからキリだけれど、今日のはレベルが高かった。
私はホントに下手なのだけれどピアノを弾くのが好きでたまに先生について曲を練習していたりもしたのだけれど、この3年ばかり全く遠ざかっている。
新曲に取り組むのもなかなかしんどいし、何より練習に時間がとられる。
いや、のっているときはその練習が苦にならないわけだけれど、このところ別の事に色々時間がとられて、じっくり新曲に取り組む余裕がない。
レッスンではご無沙汰なのだけれど私の先生はミケランジェリの孫弟子で、その人の先生に当たる人はフランス音楽ではかなり高名な方。
私の先生もラヴェル、ドビュッシー、プーランクなどフランス音楽が特に素晴らしい。
私は中学1年の頃、初めてドビュッシーの「子供の領分」をレコードで聴き(ロシア人のピアニストで名前は忘れたけれど)衝撃を受けた。
自分がやっているソナタアルバムやバッハインベンション、ツェルニーなどの延長線上にこの音楽があるとはとても思えなかった。実際フランス音楽は水彩絵の具を重ねていくようなかんじで、ウイーン、ドイツ系とは随分違うのだろう。
私の子供時代の先生は演奏のことがわかっていなかったのだろうなあ、と今ならわかる。
当時もう少しまともな先生についていたなら、楽しめるレベルがもう少し上がっていただろうと、少し悔やまれる。
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# by friand | 2005-03-27 19:36 | 雑記

誕生日のケーキ

d0003995_19225100.jpgムスメの誕生日。
今年はいちごのムースのこのデザインが気に入っている。ビスキュイ・ジョコンドのバンドが冷凍庫にあったので手軽に作れた。チョコレートのかけらも残っていたし。
残り物でこのようなものが出来るとは、ホホ、普段の心がけよのう。
ビスコッティー、マシュマロ、名前入りクッキーは頂き物、ダコワーズは試作品。
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# by friand | 2005-03-26 19:27 | お菓子雑感

本日のレッスン-アマンディーヌと型抜きクッキー

d0003995_16411268.jpgd0003995_16413842.jpgd0003995_16421270.jpg
アマンディーヌの大小とパート・シュクレの残りで型抜きクッキー。
何年か前、レッスンで初めて動物クッキーを作ったら、馴染みの生徒さんから
「先生、丸くなりましたね」
と言われた。
そう、シッポや鼻先が焦げたらどうするんだ、ただでさえオーブンには焼きムラがあるのだし、厚さだって一定になかなかのばせないでしょ、形くらいシンプルなのに揃えたら、と言っていたものだった。
タルトは底までしっかりきつね色に焼けていて、焦げる寸前まで焼き切ることが鉄則。
(この写真はちょっと濃く写りすぎている。本当はもうちょっとちょうどいい色合いだった。)
もちろんクッキーも。
ちょっと焼き色の薄いのが混じっちゃってるな。
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# by friand | 2005-03-25 16:48 | 本日の制作

Paris-Brest パリ=ブレスト


d0003995_016912.jpgクレーム・パティシェール(カスタードクリーム)の美味しい季節はまだまだ続く。
久しぶりにパリ=ブレストを作った。
プラリネが好きではなさそうな人もいそうな場所で出すので、クレームはコーヒー風味。
トラブリで香り付けしただけだが、発酵バターを加えて作ってクレームパリブレストととてもいい調和を見せてくれた。
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# by friand | 2005-03-23 00:18 | 本日の制作

Petites madeleines


d0003995_23563497.jpg一口サイズのマドレーヌを作った。
私はこういう手間のかかる割に味が大して良くならないものは大嫌いで、気の迷いで買ってしまった小さいマドレーヌ型を大いに悔やんだものだ。
しかし、これはこれでなかなか美味しい。それに正直言ってかわいい。
清少納言の昔より、日本人はやはり小さきものが好きなのだ。
これは砂糖は一部キビ砂糖を使用。
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# by friand | 2005-03-22 23:58 | 本日の制作

ケーキの寺子屋より

こんにちは

ケーキの寺子屋のコンシエルジュ(管理人)です。
一年近く更新が滞り、ライフワークのつもりで作り始めていたのが、この体たらく、さすがにマズイと思い、心機一転、更新を始めようと決心しました。

この1年の停滞の原因は、OSを切り替えたため以前使っていたHP作成ソフトが使えなくなり、さっさと買い換えればいいものをぐずぐずしているうちに、何となくやる気が無くなってしまいました。
これでなイカンと、やっとアップグレード版(GoLive5 --> Golive CS)を買ったのですが、まだ良くワカラン。
これからゆっくりと作っていきたいと思います。

まあ、本編の方はボチボチとやることにして、コンテンツの一部としてblogを使おうかと思っていた折りでもありますので、先にこちらの方から書き始めることにしました。
blogのこの手軽さはサイトの軽薄さと饒舌さにつながっていくようで若干の不安もありますが、本編のコンテンツお菓子の本棚お菓子的独白愛用の道具の更新はこちらの方になる予定です。


当面、雑文と気合いの入らない画像のみになるかもしれませんが、どうぞ、お見捨て無きよう、よろしくお願い申し上げます。

2005年3月22日
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# by friand | 2005-03-22 19:53 | はじめに

Mousse aux fraises ムース オ フレーズ

ちょっと所用で、こういうデザインで作ってみた。
近頃私は気がつくと可愛いものを作ってしまってる。
ウ〜ン。
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# by friand | 2005-03-21 21:45 | 本日の制作

Sables vienois サブレ ヴィエノワ

d0003995_21344446.jpg卵白、バター、粉、砂糖という本当に単純な組み立てのsecである。
これにチョコレートがけしたものもよく見かける。バニラシュガーのツブツブが見えるところがうれしい。
こういうあまりに当たり前のクッキーは今まであまり写真にとってこなかった。見栄えも良くないと思っていたのだけれど、よくアップにたえるじゃないか。なかなかどうして…
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# by friand | 2005-03-21 21:34 | 本日の制作