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シュークリーム

シュークリーム_d0003995_12303555.jpgお菓子のアイディアが泉のように湧いてくるときがあって、そんなとき、私ってひょっとして天才!? と思ってしまう。
私の場合、たいていそれは1月から3月くらいの間にやって来る。
家の中で温かいコーヒーを飲んだり、音楽を聴いたり、そんなゆったりとした時間とも関係があるのだろう。

今シーズン、寒い日が続いたので、私の意欲を満たすには最適のコンディションだったはずだった。
ところが昨年末から身辺が騒がしく、落ち着かない日々が続き、ああ、例年ならかなり作っているだろうな、とタイミングの悪さを呪いつつ、何一つ新しいものを作り出すことが出来なかった。
そしていまだなかなか「創り出す」生活に戻れない。
夏から秋冬にかけて今シーズンはどうするんだろう、なんて言っても仕方がない。
そのうち湧いてくるだろう。

そんなときにはシュークリーム。春のお菓子である。
フランス生まれであるのに滅多にフランスでは見かけないお菓子。
フランスでシューと言えば、サランボー、ルリジューズ、エクレール、パリブレスト等々。

でもこのシンプルなシューを食べる幸せ。作る幸せ。
ムスメの数学の先生が言っていたのだけれど、問題を解くとき、頭の中で考えいただけでは何も解決しない。
とにかく手を動かして、式を立て、図を書き、グラフを書くこと。
そうすれば頭が働き出すと。
確かにその通りで、実際に作り始めると思いもしなかったアイディアが浮かんだり、新しい発想が生まれたりする。
そんな訳でボチボチとリハビリを。
# by friand | 2010-05-05 12:46 | お菓子雑感

アフタヌーンティー

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美味しいスコーンの作り方を知りたいという生徒さんの希望で、そのグループごと英国菓子の得意な方のところへレッスン&アフタヌーンティーにうかがった。
このN邸は洋館風に建てられていて広いお庭とゆったりした応接室、素晴らしくしく広くて本格的なお道具の揃ったキッチンとダイニングルームという何ともうらやましい環境である。
素敵な調度と素晴らしいおもてなしの心を持たれた住人に感服。
こんな素敵な邸宅で素敵な生活をしているお友達がいるのよ、と自慢したくなる方の一人だ。


私はNさんのスコーンを食べて以来、ずっと教えていただきたいと思っていたのでこのレッスンには大乗り気だった。
アフタヌーンティー_d0003995_1956450.jpgサンドイッチ(4種類も!)をあらかじめ用意しておいて下さった。
日本の食パンだとふわふわし過ぎているのでわざわざ英国風にちょっとパサパサした感じのパンをお母様が焼いて下さったそうだ。

スコーンとビクトリアケーキはデモンストレーションで見せていただく。

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アフタヌーンティー_d0003995_19582281.jpg焼きたてのスコーンにはクロテッドクリームと赤いいちごジャム。
ビクトリアケーキにはちょっとハーブの香りを付けてレモンカードを挟む。赤いジャムと生クリームを挟むのが伝統的なスタイルだそう。

美味しい紅茶をたっぷりといただきながらの午後のひととき、Nさんの細やかな心遣いと細部までにわたるこだわりと楽しいお話し、私をはじめ皆さん大満足でした。



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# by friand | 2010-05-02 10:57 | お菓子雑感

いちごのグルマンディーズ

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春はシュークリーム、これは定理だ。
春めいてくるとシュークリームが食べたくなる。なぜだかわからない。
今年は寒い日が続いて食べたくなる日が来るのが一ヶ月以上も遅くやってきた。気候のせいだけでなく少々バタバタした日々を送っていたのも原因かもしれないけれど。

寒さが長引いたおかげできれいないちごも長く店頭に並ぶことに。
そこでバリエーションの一つ、いちごのグルマンディーズ。
グルマンディーズ gourmandise とは美食家のことであるが同時に大食漢の意味も含む。
その名にふさわしい一つ食べただけで満足できるボリューム感のあるシューだ。
ちょっと飽きが来るくらいに散らない桜の満開の中、グルマンディーズをガッツリと食べてしまった。
# by friand | 2010-04-10 21:40 | 本日の制作

サブレ・オランデーズ

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お菓子を作り始めた人なら一度は作ってみたいと思うモザイクのクッキー、サブレ・オランデーズ Sablés hollanndaises。通常二種類の生地を組み合わせて模様を作るアイスボックスタイプのクッキーだ。
どうしてオランダ風なのかは不明。

生地を小口に切って天板に並べた時はきれいなのに焼くとだれたり変に膨張したりして思い通りに行かないことも起こったりする。これは配合によるものなのだろう。サブレ・オランデーズ_d0003995_14541188.jpg
意外と焼くと大きくなるので今回のサブレも思ったより一枚がでかくてちょっと繊細さを欠いた。この画像では余りわからないけれど。
このサブレ、丸で作るのか一番楽。四角いモザイクにしたとたん、角を出すのが大変で切れ味の悪いものになってしまうことが多い。
味的はめずらしくも無いが作っていて楽しいクッキーだ。

お皿に乗っている方のつぶつぶの入ったサブレはゴマ入り。
# by friand | 2010-04-08 14:56 | 本日の制作

ラヂオつくば

昨年の秋から月一第3金曜にゲストでちょこっとだけ出ていた地域FM局のラヂオつくば(82.4MHz)。
好評(!)につき、「Mme.ウエムラのケーキトーク」として独立し、拡大版となった。
とりあえずワンクールで水曜日午後の15分。
聴いていた人はほとんどいないと思うのだけれど、つくば周辺の方はどうぞよろしく。
第一回は今日4/6だけれど放送時間は午後3時からだとか6時からだとか。
ゲストの時はナマだったのだが今回は録音。

ドビュッシーの「ゴリウォークのケークウォーク」に乗って始まるこの番組。
タイトルの通り、主にお菓子関連の話。季節のお菓子の話に加えて何の話が出来るかなあ。
ゲストを呼ぶことも出来るそうなので、慣れたらつくば周辺で活動している食べ物やフランス関連の人にもお声をかけたいと思っている。
このblogにも関連した話題をお見せできなかった画像と共にのせていきたいと思っている。

桜満開の春。
新しい事が始まるのはワクワクとする。
# by friand | 2010-04-07 07:42 | 雑記