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ガレット・デ・ロワ

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早くアップしないと一月が終わってしまいます。
三年ぶりくらいで作ったガレット・デ・ロワ。
小さめに18センチ。家族だけの集まりにはちょうどいいかなと。

差し上げた方へ添えた文章を以下に。


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フランスでは新年のお菓子と言えば Galette des Rois ガレット・デ・ロワ。
クリスマスとバレンタインに挟まれて日本ではあまり知られてはいませんが、カトリック教国では重要な祝日、Epiphanie エピファニー(公現節)の日に食べるお菓子です。
公現節は、東方の三博士、メルキオール、ギャスパール、バルタザールがイエス・キリストの誕生を祝福し、世界にその誕生を知らせた日ということになっています。
クリスマスが終わってから1月いっぱいくらいはこのお菓子がよく登場します。
本来は1月6日ですが、現在フランスでは1月の最初の日曜日をエピファニーの祝日としています。
地方によりブリオシュ生地のガレットもありますが、パイ生地にアーモンドのクリームを入れたのもが一般的です。

d0003995_2112524.jpgガレット・デ・ロワの中にはフェーブと呼ばれる陶製のミニチュアが一つ入っています。このフェーブを当てた人がその日一日、王様(もしくは女王様)となり、皆の祝福を受けます。フランスのジスカールデスタン大統領の時、閣僚の新年会で、フィーブが当たったひとがその日一日大統領になる、と提案し、当たった誰かはそれを飲み込んだのか、フェーブが出て来なかったと言う
逸話が残っています。
新年会に「王様ごっこ」をするとカトリック教徒でなくともとても盛り上がって楽しいものです。


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フェーブはフランス語で「ソラマメ」という意味です。昔、ガレットに乾燥したそら豆を入れていたことから、それが陶製のお人形に変った後もフェーブと呼ばれています。
かつてはキリスト教モチーフのシンプルな素焼きのフェーブが主流でしたが、近年、可愛いミニチュアがたくさんあるので最近では日本でもフェーブのコレクターが増えてきています。
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by friand | 2013-01-25 09:59 | 本日の制作

マロンのクリームを使ったロールケーキ

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モンブランを作った残りのクレーム・ド・マロンでロールケーキ。
私の一番基本のロール生地を幅の長い方で巻いて細巻きに。
ラム酒風味のシロ。
モチモチだのフワフワだのいろいろあるけれど、結局このある程度存在感のあるこのロールが一番好きかもしれない。
スポンジの味と食感を十分に楽しめて、クリームにも存在感があると言う。

それにしても最近、手の込んだの、作らなくなったなあ…008.gif
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by friand | 2013-01-19 21:00 | 本日の制作

低温熟成和栗のモンブラン

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というわけで低温熟成(0度で一ヶ月くらい熟成させるらしい)で糖度の増した栗を使ってパト・ド・マロン、つまりマロンペーストを作ってみた。
砂糖の量がいまいちわからなくて、クレーム・ド・マロンにする時、甘みを調節するのに少々苦労したけれど、デリシャス010.gifでした。
最近、私のモンブラン、いつもこのデザインなんだけれど、仕上げが楽で、気に入っている。
中はサクサクのクッキー生地をざっくりと分厚く、焼くときに防水の溶き卵、クレームシャンティー、自家製マロンのシロップ煮。断面の写真を撮る余裕もなく食べてしまった。

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元祖モンブラン(アンジェリーナのとか)は中にムラングを入れるけれど、この命の短いお菓子はお菓子屋さんに任せて、自宅用には数日は美味しい状態を保ちたいもの。
その点でもこれは優秀。
台や中のクリーム外のクリーム、ガルニチュールは結構その時の手持ちの材料、気分で適当に作ることが最近おおい、モンブランに限らず。023.gif

来シーズン、普通の栗を買って、自分ちの冷蔵庫のチルド室で低温熟成の実験をしてみようかな。
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by friand | 2013-01-18 16:16 | 本日の制作

すやの栗きんとんは…

毎年、クリスマスの頃に人徳でいただいている016.gif栗きんとんが届く。
はずだったのが今年は来ない。年が明けても来ない。
ついに人徳は期限切れとなったか、と思った頃、連絡が入った。
今年は「すや」の栗きんとん、品薄で手配できなかったとのこと。
替わりに栗蒸し羊羹を手配しました、とのこと。

それから待つこと一週間



来ました。


大きな栗の入った羊羹。



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この羊羹のすごいところはどこを切っても切り口に大きな栗があること。
栗と餡の部分の固さがほぼ同じであること。
栗と餡の甘さがほぼ同じであること。
甘さ控えめの栗蒸し羊羹、とても素朴で上品。

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ところで去年はすやの栗きんとんに出会うことは出来なかったものの、低温熟成した美味しい栗には恵まれた。
栗は低温で保存するとでんぷんが糖化して甘みが増すそうだ。
その熟成させた栗をいただいたり、近所の直売所で手に入れたりすることが出来た。
これらの栗は普通にゆでたり蒸したりしてたべると、びっくりするくらいに甘い。香りも良い。
これをすや風の栗きんとんにして見たら、何ともなんとも美味しいものになった。
普通の栗で何とかすや風に作ろうといろいろ試したけれど、結局栗自体に大きな違いがあったようで、蒸してくり抜いた栗とほんの少しのお砂糖でかなりレベルの高い栗きんとんが出来た。
これを友人にお裾分けしたら、すやに勝るとも劣らない、と言ってもらえた。お世辞半分としても、かなりのレベルになったことは確か。

その栗を使っ手作った自家製マロンペースト、そのペーストで作ったモンブランなども最高でありました019.gif
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by friand | 2013-01-16 20:44 | お菓子雑感

難しくて装丁のきれいな本



一年ほど前に書いていたのだけれど、公開するのをわすれていたエントリー。もったいないので。

私が高校生の頃は身の程知らずな難解な本を訳もわからず本棚に並べてみたり、前衛の演劇を観に行ったりしたものだった。ただただひたすら生意気だった。
それに引き換え、今日日の若いもんは…  

と思いつつムスメを見てきたのだが、高校一年生から二年生になるあたりで突然変わり始めた。
難しい本を読むようになったのだ。
うちのムスメ特有の性質か、世代的なものか、地域的な要因か、とにかくまともな本を読まない、と私には見えていた。
小学生のとき、青い鳥文庫しか読まないと友人に愚痴をこぼすと、読むだけましだよ、という返事が返ってきた。そうなのかあ、と見ていると、Z会の添削(小学生からある、今年から幼児コースもできたらしい)などで読んで興味を持ったものなんかを中学生くらいになって本体を買って読むようになってきた。
最近では某有名でない私大の哲学科!卒の私にもわからないような難しい本を読んでいたりする。
老いては負うた子に教えられ。
生意気にこれは装丁がきれいだ、と吐かす。

この本、超インテリじいさん二人が今時の「書物」について語っている。
エーコの「薔薇の名前」は小説もショーンコネリー主演の映画も面白かった。
この話の中で中世の図書館が炎上するクライマックスはは印象的だ。
エーコは次の作品フーコーの振り子の初項をおさめたフロッピーディスクが行方不明だと嘆いている。これが紙原稿だったらこんなことにはならなかっただろうにと。そしてフロッピーが出てきたとしてももはや今のコンピュターでは読むことができないと。
この本、持っているけど、なかなか読めずにいる。なんだか取っ付きにくくって。

でも紙書籍での出版はなく電子書籍がメイン、という時代がきたら、私は本を読み続けることが出来るのだろうか、と不安になる。
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by friand | 2013-01-13 10:45 | 雑記

ケイク・サレ

d0003995_15361473.jpgこれも去年の作品。

ケイク・サレがはやりはじめて久しいが、どうにも触手が動かなかった。
だって、どう考えたってキッシュや他の甘くないパイの方が美味しそう。
でもまあ,作り方の簡単さを考えると、悪くないかもしれない、と試作してみた。
一度目は混ぜる順番が良くなくて、ばさばさしたものに出来上がった。
2度目混ぜ方の順番を変えたところ、かなりいい感じでしっとりと美味しく出来上がった。
d0003995_15362644.jpg焼き上がってしばらくして落ち着き、まだほんのりと温かいあたりが最高の食べごろ。

ペッパーポークとオリーブ、グリエールチーズ。
どれもいい材料を使ったので美味しくなくっちゃ困るのだけれど、材料費がかかる。この見かけ、この食感、この仕上がりにしては。
写真のはあまりの材料費のかかり様に、ビビってしまってガルニチュールをケチったもの。
手間をかける時間があるなら、やっぱりキッシュがたべたいかなあ、と思ってしまった。
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by friand | 2013-01-12 15:47 | 本日の制作

あらら、お腹が…

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前回のエントリーの後ろ姿の仔猫ちゃん、今はこのように。
お腹が可愛いピンクになってしまいました。

病院から連れて帰ると、猫たちはブラッシングしてもらったのか、毛がツヤッツヤのサラッサラ。おまけにとてもいいニオイ。
でもそれを迎えた母猫は、こんなのよその子だろうとばかりにシャーシャー威嚇するばかりか、うなってついには襲いかかって攻撃する。
子離れで元々こういう傾向があった上に、「よそのニオイ」で帰ってきたら、と危惧していなかったわけではない。それにしても激しすぎる。
ひえ〜〜、とにかく子供たちを隔離して、母猫の機嫌も取る。こういう場合、古参の猫が家出するケースも稀ではないので、全くの異物と認識してしまったのなら、とにかくほとぼりを冷まして、それなりに折り合いをつけてくるのを待つしかない。
チビたちもまだちょっと元気がないし、どうしたものだろう。

で、退院した翌朝、餌をやろうとすると母猫はまたしても威嚇して襲いかかり、こんな奴らと一緒に飯は喰えん、とばかりに出て行く。母だけ別にして餌をやり、その日は夜まで彼女は帰って来なかった。夜、いそうな場所を探して捕獲、家の中に入れる。
疲れた…

今日は少しましで、チビたちもずいぶん元気。お天気がいいので外に出したら、獣医さんちのいいニオイは太陽のもと消え,日向臭さと猫臭さに。
今日は母猫、少しはましで、威嚇はするが軽く攻撃する程度で、同じ部屋で食事もし、過ごすことも出来た。

あ~あ、あんなに仲が良くて、献身的に育ててたんだけどなあ。
まあ、これは仕方のないこととはいえ、「何で??」というチビたちの戸惑い、を見るにつけ、不憫だなあ。
でも完全に自然界に放てば、チビたちも恋の季節、親子どころじゃないんだけどね。

さあ、煮干しをもって、これから母猫の捕獲だ。
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by friand | 2013-01-11 20:56 | 雑記

子猫たちは入院中

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今朝、三匹の子猫を動物病院に連れて行った。
生まれて6ヶ月と少し、避妊である。
辛いことではあるし、痛々しいことではあるけれど、猫の額の敷地の家に猫4匹はすでに多すぎる。
母猫は去年の11月に済ませた。彼女の賢く愛くるしい遺伝子が途絶えるのは寂しいことだなあ。
どこかに彼女のDNAを受け継いだ猫がちゃんと成長して、残していってくれていたらいいのになあ。

キャリーケースが一個しかないので、2匹は洗濯ネットに入れて段ボール箱に。
頭だけ外に出してネットに入れたら、とても可愛かったのだけれどびよ〜〜ん、と飛び出して大変なことに。
そう言えば昔生家で飼っていた猫は洗濯ネットごと、獣医さんの前で一メートルほど飛び上がったなあ。

黒々の猫たちは、室内では特に写真写りが悪く、気がつけば夏以来撮っていなかった。今やデカくぶっちゃりなった子供たち。
今でもお母さんが大好きなのだが、母猫は4ヶ月をすぎた頃から子離れに入り、子供たちに邪見にして、シャー!とやって威嚇する。それでも子供たちはお母さんがやっぱり大好きで、彼女の寝ていた場所に幸せそうに鼻を埋めて寝ている。
それでも母猫に見つかったらシャー!と追い出される。
母猫が外から帰ってきたときは特に怖い。
「なんや、なんや、この家は、やったらめったら猫が多いやないか、誰がこんなことしたんや」
ってな雰囲気である。
「お前のせいや」

人間:猫=3:4 だったのが 突然 3:1になってしまって、今夜は物忘れしたように静か。
それにしても、エラい出費である。007.gif
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by friand | 2013-01-08 22:39 | 雑記

ドナルド キーン


 
お正月のような、のんびりした時間の中でしか、ゆっくりと心に染みて来ない番組がある。
BSの新春スペシャルでドナルド  キーンさんのドキュメントを見た。
3.11の大震災後日本人になったアメリカ出身の日本文学者、日本文学研究を世界に紹介した草分けである。

なんだか引き込まれて2日連続、でついつい見てしまった。
キーンさんの理知的でチャーミングな目を見て,お話を聞いているうちに、遠くにいる有名人ではなく、自分の先生、あるいは遠い親戚の偉いおじいさんみたいな気持ちになって,呼び捨てに出来なくなってしまった。

90才と言う高齢だが精力的に動き回り、ひとと接し、研究を続ける姿勢、彼は自分がこんな風に健康で長生きできて、運が良いと言う。そして残りの時間を普通の(たぶん彼の愛している)日本人としていき、日本人として死んでいきたい、とも言う。
日本文学を愛すだけでなく、かくも日本人を愛してきたのかと、逆にこちらが彼のことをいとおしく思ってしまう。
そして今まで彼を愛してくれた日本人に対する感謝として日本人になることを決意したという。日本人であることが羨ましい、本当に日本人になりたかった、と実行で示したのだ。

うちに唯一あったキーンさんの著作日本人の戦争―作家の日記を読むを読みはじめた。いつの間にか大人になったムスメが買っていたもの。
なんだか、キーンさんの眼差しにも、当時を生きた作家たちのリアルタイムの記述にも泣けるなあ。と同時にある種の戦慄も。

経済も政治も混迷しているなかで右傾化が加速しているように感じる今日この頃、日本人である、ということがどういうことなのかを考えてみるのにちょうどいい、一冊。
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by friand | 2013-01-07 17:00 | 雑記

アップサイドダウンケイク

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大急ぎで「おやつ」を出す必要があったので、アップサイドダウンケイクを焼いた。
たまたま試作に使おうと思っていた紅玉リンゴがあったのだが、去年の秋、本当に紅玉が高くて品薄。今まで店頭では見かけたことがなかったようなまるで姫リンゴのような小さなものまで一人前の値段で並んでいる、いや並んでいればまだまし、というところか。紅玉は小さい方が身がしまって味も濃く美味しいのだけれど、ここまでちいさいとはね。
レッスンのときには思わずこれはとっても小さいですから、皮は薄く薄ーく剥いて下さいね、と念を押してしまった。

ところでこのアップサイドダウン、焼きたてが素晴らしく美味しかった。リンゴをソテして、キャラメルを絡め、軽めのバターケーキ生地とともに焼く。底にリンゴがくっ付くので(しかもくっ付く位水分を飛ばさないと美味しくない)シリコンペーパーを敷いて焼くと安心。
バターとキャラメル、バニラ、リンゴの香りが渾然として、シーズンに一度はやはり食べたいかな。
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by friand | 2013-01-06 09:43 | 本日の制作