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TopShop shock

予定ではミュージカルのチケットをゲットした後はハロッズで少しお買い物をしてからアフタヌーンティーをすることになっていた。
しかしハロッズに行くと臨時休業。明日からのバーゲンの準備なのだそうだ。
お茶は別の場所でも出来るし、ハロッズで特に欲しかったのはレースペーパーだけ。
以前イギリスのレースペーパーを譲って頂いたことがあった。アメリカやフランスには無い繊細で豊富なデザインが気に入っていた。
ハロッズにあるらしいときいたので行ってみたかった。それ以外に特に高級デパートに用は無かったので、さすがイギリス、と言うことでさっさとあきらめがついた。

フランスの高校生に人気の TopShopという店があるそうだ。
mioが時間があったら是非行ってみたら、と言うお勧めの店だ。GAPやZARAより格上で、何よりまだフランスに進出していないのが乙女心をそそるらしい。

オックスフォードサーカスは乗り換えばかりで降りるのは初めて。
バーゲン初日でものすごい人だ。
映画で主人公が大きな紙袋を両手に抱えて人混みの中をぬうように必死で通り抜けるシーンそのものだ。
何しろ全ての店が一斉に50%offなのだから、世界中から人が集まるらしい。

Topshopは駅のど真ん前、毒々しいショッキングピンク。
何だか悪い予感が…

それでもせっかく目の前にあるのだし、バーゲンなんだしと中に入ってみる。
これはTopshopに限ったことではないのだろうが、それは普通の地方都市でのんびり暮らしている日本人の想像を超えた光景だった。
とにかく人、人、人、商品の山、山、山

私は未だかつてあれほど多くの“少年”達が自分の服や靴を一心不乱に選んでいる光景を目にしたことが無い。
私は未だかつてあれほど沢山のお父さん達が疲れた表情で入り口近くにたむろしている光景を見たことが無い。
あれほど、あれほど、あれほど ……

それでも「私を買って」と迫ってくるコートが目に入ったので買うことに。
レジに行くと学生証を見せろと言う。
意味がわからないまま娘の通う学校「ヤヒガシ」の生徒手帳を見せると店員は怪訝な顔をしてあっち向けこっち向けしていたが、まあいいか、とさらに一割引いてくれた。

この店の中に私たちはたぶん1時間も居なかっただろう。
でも何だか全ての精力を吸い取られてしまった。
ところでこの店、私と娘の見た限りGAPとシマムラを足して2で割った様な感じだったが…日本人向けに商品をセレクトして上陸すればまた違った印象になるかもしれない。

とにかくどこかでお茶でも飲んで落ち着かないと立っていられない。
リージェントストリートに出てリバティーのティールームにでも行くのは悪くないかもしれない。

しかしリバティーも例に漏れずバーゲン中。どの売場も混み合っている。
私はバーゲンなど欲しくない、欲しいのは静かさだと叫びたい。

何とか並んでティールームに座る。
しかしもはやアフタヌーンティーをする気力は残っていなかった。
二人であの三段の皿を平らげるには気力も必要だから。
ウエイトレスのお姉さんが優しかったのが救い。
スコーンと紅茶のセットを二人でシェアするか、ときいてくれる。
そのくらいがちょうど良い…

お茶は美味しかった。
スコーンもクロテッドクリームも美味しかった。
でも何より静かさが欲しかった。
とりあえずホテルに戻ってミュージカルまで休息。

帰りのメトロの中で娘が、「お母さん、パリでのこととか、どこかに飛んでいってしまったみたい、記憶喪失だ」
彼女の頭の中をショッキングピンクのSALEの札が舞っていたのかもしれない。
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by friand | 2007-12-27 17:46 | パリ - ロンドン
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