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展覧会の絵

チケットをいただいてピアノリサイタルを聴きに行った。
スカルラッティのソナタ、シューマンの「幻想小品集op.12」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」というメニューで、胃もたれするかと少し心配だったのだけれど、かなりの弾き手で退屈しなかった。
アンコールの曲はリストの超絶技巧(のどれかじゃないかと同行の友人)とショパンのエチュード10の4。
30代前半の女性のピアニストで、かなりのテクニック。ピアニストに限らず仕事をする女性にとって一番いい年齢のような気がする。
適度な経験と自信、若さと傲慢さ、体力などなど。
「展覧会の絵」は何ヶ月か前に上原彩子さんのを同じホールの同じピアノで聴いたのだが、そのときは「え、ここのピアノ、こんなに力まかせにたたかないとダメだたっけ?」と思った。そのときよりははるかに安心して聴けた。

私の住むところはやたら音楽家の多い街で、石を投げたらピアノ先生に当たると言われている。ピアノを弾く人もピンからキリだけれど、今日のはレベルが高かった。
私はホントに下手なのだけれどピアノを弾くのが好きでたまに先生について曲を練習していたりもしたのだけれど、この3年ばかり全く遠ざかっている。
新曲に取り組むのもなかなかしんどいし、何より練習に時間がとられる。
いや、のっているときはその練習が苦にならないわけだけれど、このところ別の事に色々時間がとられて、じっくり新曲に取り組む余裕がない。
レッスンではご無沙汰なのだけれど私の先生はミケランジェリの孫弟子で、その人の先生に当たる人はフランス音楽ではかなり高名な方。
私の先生もラヴェル、ドビュッシー、プーランクなどフランス音楽が特に素晴らしい。
私は中学1年の頃、初めてドビュッシーの「子供の領分」をレコードで聴き(ロシア人のピアニストで名前は忘れたけれど)衝撃を受けた。
自分がやっているソナタアルバムやバッハインベンション、ツェルニーなどの延長線上にこの音楽があるとはとても思えなかった。実際フランス音楽は水彩絵の具を重ねていくようなかんじで、ウイーン、ドイツ系とは随分違うのだろう。
私の子供時代の先生は演奏のことがわかっていなかったのだろうなあ、と今ならわかる。
当時もう少しまともな先生についていたなら、楽しめるレベルがもう少し上がっていただろうと、少し悔やまれる。
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by friand | 2005-03-27 19:36 | 雑記
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