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食品偽装

子供の頃、近所の肉屋のコロッケはビーフと銘打っているが実は牛肉はおろか肉類が一切は入っていないのではないかと噂されていた。私もコロッケを分解して調べたのだがいもの中にミンチのように見える黒っぽい物体はどう見てもじゃがいもの皮だった。それでもそのコロッケは妙にクセになる味で、買う方もミンチが入っていないことを疑いつつ、「ビーフコロッケ」を買っていたように思う。

カスタードクリームを炊くとき、このバニラのつぶつぶを炭の粉にして、バニラエッセンスを加えたらどうなんだろう、とふと思った。
人間の舌は思いの外鋭いのだが、ある種のバイアスがかかっていると一瞬にしてその鋭さを失うことがあるのだ。
ましてや制作者に欺こうというはっきりとした意図がある場合、見抜くのは困難かもしれない。
炭の粉とバニラエッセンスで消費者を欺けるかどうかは不明だが、食べ物を他者に提供する者として当然のことながら超えてはいけない一線である。ミートホープ社の一件はまさに超えてはならない一線だ。しかし食品加工業界の氷山の一角という気もしないではない。

この3、4年ばかり天然バニラの高騰が続いていた。値段は数倍に跳ね上がり、一時は私のような末端の消費者には手に入らないくらいに品薄になっていた。
去年くらいから徐々に値段が落ち着き始め、やっとブルボン産の上質のバニラが1本換算で100円以下で手にはいるまでになった。他の輸入材料が全て値上がりしているなか、これだけは嬉しい。
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by friand | 2007-07-07 09:23 | お菓子雑感
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