今でこそショコラ以外はあまり手の込んだものを作らなくなってしまった私であるが、こんなものを作ろうとしていた時代もあったのだ。 今回も古いアルバムより。 ショコラにハマる以前、アメ細工やマジパン細工もやったりした。 マジパンはルノートル製菓学校でデコールのスタージュでやった。アーモンドからきっちりとパート・ダマンド・コンフィズリーを作ったのでマジパンとしては感動的に美味しかった。でもいくら美味しくてもやっぱりマジパンはマジパンである。 アメにいたっては砂糖のかたまり。カケラを嘗めているとしたがザラザラになる。 私がもう少しアート系の人間だったら、こういった工芸菓子や細工物にハマったかもしれないが如何せん、食い意地系だった。 アート系のパティシエや若いパティシエは美味しい、まずいに関わらずどんどん工芸、細工に挑戦すべきだと私は思っている。 売り物のお菓子は美しく作ってなんぼのものである。 もとより、家庭のおやつはその範疇ではないけれど。 お菓子を細部まで美しく仕上げる技術は、ある時期に集中してやらないと身に付かない。 そういった意味でコンクール結構。味なんかどうでも良いコンクールに意味があるのか、という意見もあるが、私は意味があると思う。エチュードは必要なのだ。 私はその辺のふつうのお菓子の先生にすぎないけれど、一定の時期に意地になってデコールにこだわった時期があった。 だから最後の仕上げまできちんと作る習慣がついた。 それはとても良かったと思っている。 パティスリにとっても、ショコラにとっても。 でもアメ細工、私はやっぱりダメだ。 手の方が火ぶくれで、慣れるに至らなかった。ひきアメの美しさ、味に魅力はなくとも美しさに魅力はあったけれど。 写真は残っていないけれどバラくらいは作れたんだよン
by friand
| 2012-02-07 14:48
| お菓子雑感
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