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フェーブ

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フェーブ fèveというのはフランス語でそら豆のことである。
かつては乾燥させたそら豆をガレット・デ・ロワに入れていたのが陶器のお人形に変わっていった。大切な宗教行事に使われるお菓子であるからかつては宗教モチーフの人形が多く使われた。また幸運を祈る占いでもあるので縁起のいいもの、巾着袋とかも。
現在ほど色んなモチーフやメゾン独自のデザインを一般的に使うようになった歴史はそれほど古くないように思う。原典が見あたらないのだけれど昔読んだ本の中に「フェーブには宗教的なモチーフを使うことが多いが、最近ではエッフェル塔や自動車、TGVなどのデザインもある」という意味の記事を読んだことがある。この内容からの推察。
80年代に私がパリのルノートルで買ったガレット・デ・ロワの中には素焼きに近い白い巾着袋の形をしたフェーブが入っていただけだった。またフェーブのセットを買っても小さな素焼きの白いイエスやマリア様が他の彩色されたフェーブと共に入っていた。
もうお菓子に入れて使ってしまったのだけれどここに写真が残っていた。

久々に宗教モチーフのフェーブを通販で見つけたので2008年の末、買ってみた。
実物を見ずに写真だけの判断で買って大いに後悔している。その写真が上のもの。

d0003995_1510469.jpg宗教モチーフで昔から持っているのが左の方。
確かに新しいのは精巧できれいに出来ているのだけれどいかんせんデカい。
とてもこんなのがお菓子から出てきたらたまらんぞ、と言う大きさ。
最近では実際にガレットに入れると言うよりコレクション用に作られていると言うこともあるのだろうけれど、その生い立ちを考えてみれば乾燥したそら豆の大きさをそう大きく逸脱したものはどう考えてもNGだろう。


d0003995_15143139.jpg新旧の二種類を並べてみたけれど、ちょっと違いはわかりにくいか。
でも手前の赤ちゃんのイエス様、新生児で5600グラムくらいありそうな巨大児にもみえる。

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そしてこのウシは近所の焼き肉屋の屋根に乗っかっている黒毛和牛とそっくり。
次からは実物を見てから買うことにしよう。
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by friand | 2010-01-13 10:47 | 道具・小物
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