<< アップルパイ カリスマ農園の栗 >>

お茶会

d0003995_1653769.jpg

今年の春のことになるのだけれど友人のI子さんの提案で普段手に入りにくいお菓子をふんだんに食べるお茶会を開いた。メンバーは10人余り。
たまたまI子さんの手許に食べきれないほどのお菓子が溢れてしまったのだ。
村上開新堂のクッキー
●日本ではまだサロン・ド・ショコラの時しかお目見えしていないパトリック・ロジェのボンボン・オ・ショコラ
ミッシェル・ショーダンのボンボン・オ・ショコラ
●Seccoのクッキー
などなど。
せっかくだからお菓子好きの人達に味わっていただきたいとマリアージュのマルコポーロのムスリーヌのティーバックと共に惜しげなく提供して下さったのだ。

d0003995_16224524.jpg不明にして関西生まれの私は村上開新堂の子とは知らなかったのだが会員制のレストランや手に入りにくいお菓子はファンにとっては垂涎の的らしい。ちょっと和風の包み紙のクッキーにしてはずっしりした箱の包装を解くとこれまたレトロな雰囲気の厚紙に巻かれた淡いピンクの缶。d0003995_16233330.jpgそのふたを開けると何とも繊細なクッキーが隙間なくぎっしりと詰まっている。バターたっぷりというのではないが鮮度の高いしっかりした味のクッキー。そして薄く小さく繊細なこと。一目見て手間がかかっていることが分かる。私はこのお店の職人には絶対なりたくないと一口食べて思った。
敢えて言うなら子供の頃よく贈答品で送られてきていた泉屋のクッキーの系譜。
工場生産では実現出来ない材料、手間のかけ方、繊細さは全く別物であるけれど。
機会があれば是非一度食べていただきたい珍しさです。
d0003995_1624865.jpg


そして新進気鋭のロジェとショーダンのボンボン・オ・ショコラを食べ比べるというぜいたく。
d0003995_16414841.jpgロジェは奇抜な色遣いで注目されてもいたのでいったいどんなエキセントリックな味のボンボン・オ・ショコラを作るのかと思いきや、非常に正統派の堂々たるボンボンにちょっとびっくり。
彼を有名にした写真にもあるグリーンの半球状のボンボン、シトラスが効いた刺激的な味だったが彼のショコラ作りのイメージをこれだけで決めてしまっては行けないようだ。
彼のイメージカラー、ロジェブルーの箱にぎっしり詰まったこのボンボン、日本で買ったら大変な値段になることだろう。
そして嬉しかったのはボンボンの底、普通だったらグラシン紙を敷くところ、何と薄い板チョコがしかれているのだ。しかもそれがほどよくビターで美味しい。
d0003995_16523567.jpgフランス人のショコラティエの日本での草分け的存在のショーダン。
彼のショコラは2年ほど前、フランスでたらふく食べたことがある。
フランス人らしいしっかりとした味ののショコラだった。
でも今回食べたものはどれも穏やか。たぶんショコラ一個一個の味と言うより詰め合わせのラインナップから来る印象なのだろう。フランスで食べた小箱に入っていたのと重なるものがあまりなく、ひょっとしたら日本人好みの詰め合わせになっているのかな、と言う気がした。
いずれにしても新旧二人の有名MOFショコラティエの競演、贅沢でございました。

d0003995_1658584.jpgそしてseccoのクッキー。お高くて繊細なものも美味しいけれど、こういう普段のざくりとしたお菓子も何とも良い。
こういう大衆的なお菓子にこそ本場を感じてしまう。
[PR]
by friand | 2009-10-24 17:00 | お菓子雑感
<< アップルパイ カリスマ農園の栗 >>